サロンでは、「パーソナルカラー診断」で魅力を引き出す色を探し、「骨格診断」でスタイルアップして見える服の形や素材を絞って、その方の持ち味をより活かした着こなしをご提案しています。

今回は骨格診断のお話。セブンシーズンでは「顔の印象」「似合う色」「骨格」とそれぞれ独立して考えるのではなく、総合的に見てその方だけの「似合う」をお伝えしています。

今回は、寒い季節に大活躍のニットを骨格タイプ別にご紹介します。

骨格診断には、どのようなタイプがあるのか?

骨格診断というと、生まれ持っての骨格だけで似合う服が決められてしまうと思われがちですが、そうではありません。

JCCA(日本カラーコミュニケーション協会)が提唱する「骨格バランス診断」では、身体の骨組みである骨格だけではなく、身体の重心や厚み、姿勢からくる歪みなども加味して行います。

『 立ち姿勢・座り姿勢の癖や、出産、加齢、トレーニングによって骨格(骨格のポジション)は変わる 』という考えのもと ” 今 ” のシルエットを診断し、その体型を一番美しく見せるスタイリングをご提案する、それが骨格バランス診断です。

骨格バランス診断で分かる3つのタイプについてご紹介していきます。

骨格バランスタイプ「ストレート」の特徴

立体感があり、上半身にボリュームを感じる上重心のストレートタイプ。

首が短い場合が多く、肩に厚みがある。肩から腕にかけて、健康的な筋肉を感じる。

鎖骨や背骨は目立たず、太ももの前やふくらはぎに筋肉が付きやすい。

腰のハリが強く骨盤が前傾しているため、腸腰筋、大腿直筋、脊柱起立筋が硬くなりやすい。反り腰。

骨格バランスタイプ「ウェーブ」の特徴

柔らかな女性らしい曲線、下半身にボリュームのある下重心のウェーブタイプ。

首は長めで肩幅がなく、首元から胸にかけてなだらかで薄い場合が多い。

鎖骨が細くスリムな場合は目立つ。お尻に厚みがなく横に張っている。

骨盤が後傾し、腹直筋、殿筋、ハムストリングスが硬くなりやすく膝が伸びていない。猫背。

骨格バランスタイプ「ナチュラル」の特徴

全体的にしっかりとしたフレーム感を持つ、ナチュラルタイプ。

骨格が分かりやすく骨を感じる方が多い。肩、首の骨が目立つ。

全体的に厚みがなく、手足が長い。

骨盤が後傾し、殿筋、ハムストリングスが硬くなりやすい。フラットバック姿勢。

ここまで読んでみて、ご自身がどれに当てはまるかなんとなくおわかりでしょうか?

骨格だけだと分かりにくい方は、ご自身の姿勢がどのタイプかを当てはめてみると分かりやすいかもしれません。

それでは、次の章からはここ最近の流行に合わせた、骨格タイプ別似合うニットをご紹介していきます。

ストレートタイプが似合うニット

立体感があり、上半身に厚みを感じるストレートタイプには、ハイゲージのすっきりとした形のニットがおすすめです。

こちらのニットには、ハリ感のあるシャツがドッキングしている為、厚みのあるストレートタイプでも着ぶくれすることなく重ね着ルックが楽しめます。

落ち感のあるスカートと合わることでさらにスッキリ見せが叶いますね。

ドッキングシャツ付きニット

ウェーブタイプが似合うニット

柔らかく、ふんわりとした手触りのニット。広げるとドルマンシルエットになり、上半身にボリューム感を出してくれます。

首元が詰まっているので、ふんわりと胸元をカバー。

ひし形のデザインがウェーブタイプの薄い体にメリハリを作り、スタイルアップ。ドロストパンツにブラウジングして足長効果を狙いましょう。

ひし形シルエットニット

ナチュラルタイプが似合うニット

オーバーサイズでお尻の隠れるゆったりドルマンニット。ナチュラルタイプはアシンメトリーや裾が長めのゆったりスタイルがお得意。

前後のアシメスタイルが平たい印象のナチュラルさんをさらにスタイルアップしてくれます。

下はコンパクトに、クロップドパンツと合わせれば、こなれバランスはバッチリです。

こちらのニット、形は良いのですが少し薄手なので、もう少し地厚のざっくりニットであればベストです。

長めゆったりドルマンニット

まとめ

骨格タイプごとに似合うポイントも違っているので、着こなしも変わるということが伝わったかと思います。

また、これらの骨格バランスタイプのどれかに、姿勢の特徴ががっつり当てはまっている方は、普段の姿勢に少し気を付けてみてくださいね。

サロンでは、イメージアッププログラムとして、「骨格バランスを整えるピラティスレッスン」を準備中です。骨格をカバーする着こなしだけではなく、骨格を整えて魅力を引き出す着こなしができたら最高ですね!