• イメージコンサルタントの仕事は副業としても可能である

今やイメージコンサルタントが行う「パーソナルカラー診断」や「骨格診断」に代表される似合う指標は、若い世代を中心に「知らない人はいない」というくらい広がりを見せています。

自分に似合う服やメイク品など「身に着けるモノ」を選ぶ際に、これらの指標はとても役に立ち、お買い物の失敗がないなど、大いに活用している方も沢山いらっしゃるようです。

さて、それほどまでに知名度が上がった「イメージコンサルタント」の仕事ですが、まずは副業としてはじめてみたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

私は会社勤めをしながらスクールへ通い、準備ができた時点で会社を辞めて開業しました。

それから、約8年間にわたりイメージコンサルタントを本業としてやってきましたが、今思えば副業として始めてからでも良かったんじゃないかな?と思います。

私が副業可能だと思う、主なポイントを紹介します。

イメージコンサルタントの仕事内容は?

私がスクールの門を叩いた頃は、イメージコンサルタントの仕事内容はこのようなものでした。

クライアントの目的に合わせて、職業やライフスタイルにふさわしい服装(ファッションスタイル)、ヘアースタイル、メイクアップ、カラーコーディネート、表情、姿勢、立ち居振る舞い、歩き方、話し方、マナーなど、トータル的に最適なパーソナルブランディング、コンサルティングをする。

参考:Wikipedia “イメージコンサルタント” から抜粋

私の通った日本カラーコミュニケーション協会イメージコンサルタント養成スクールでは、これらを含む総合的な内容がカリキュラムとして提供されていました。

1960年代にアメリカで発祥したイメージコンサルタントの仕事は、パーソナルカラー診断や骨格診断のみならず、表情・姿勢・歩き方などの立ち居振るまいまで、クライアントを長期に渡りコンサルするようなお仕事で、総合的なスキルが必要だったのです。

しかし「パーソナルカラー」や「骨格診断」が流行するにあたり、今ではスピーディーにクライアントに似合うものを提供することが求められています。

結果、多くのカラー診断サロンや骨格診断サロン、パーソナルスタイリストが誕生しました。

このような背景からも、令和の時代のイメージコンサルタントの仕事は

「短い時間で相手の要望をしっかりと理解、希望に沿った似合うものを提供すること」

に代わってきているように思えます。

何日間にも渡る長期的なイメージコンサルティングとなると、本業と合わせて行うのは難しいかもしれませんが、1日で希望に沿った似合うものが提供できれば週末起業でも成り立ちます

イメージコンサルタントの種類は?

イメージコンサルタントが、クライアントに対してパーソナルブランディングを行う手法には様々なものがありますが、代表的なものを挙げるとしたらこちらの4つではないでしょうか。

パーソナルカラー診断

人の生まれ持った身体の色(肌の色・髪の色・目の色など)と雰囲気が調和した色「似合う色」を中心に、服やメイクの色を提案する。「似合う色」を見つけるには、診断用のドレープと呼ばれる布をあて、お顔の印象を確認しながらベストな色を探していく方法が一般的である。

骨格診断

人が生まれながらに持っている「骨格」を分析・診断し、タイプ別に分ける。タイプごとに似合う服の形や素材等を提案する。診断結果は、何タイプかパターン分けされているが、必ずしもそのパターンに当てはまらないタイプもいる為、判別方法は難しい。

顔タイプ診断

「顔の特徴」から、タイプ別に分け、似合うメイクや似合う服のテイストを提案する。診断タイプは4~8パターンに分かれており、それぞれのタイプの傾向が分かりやすくまとめられている。特別な道具を使わない為、オンラインでも診断が可能。

ウォーキング・フェイストレーニング

クライアントが美しく見える姿勢、歩き方、しぐさなどの立ち居振る舞いや、好印象に見える表情を作る等のイメージアップトレーニング。この分野は、既にイメージコンサルから独立して行われている場合が多い。

従来のイメージコンサルタントは、これらを組み合わせた手法でクライアントをプロデュースし、成長させることを目的としてきました。

逆を言えば、これらの手法は「単体のサービス」として独立して行うこともできます。

もし、副業としてイメージコンサルタントを行うとするならば、これらの単体サービスを「商品」として提供していくことで叶えられるでしょう。

すでに世界は多様性の時代に差し掛かっています。

必要なサービスだけを必要な時にスピーディーに受けられるメリットは、むしろ今の時代のニーズとマッチしていると思いませんか?

イメージコンサルタントの年齢は?

「今日が人生で一番若い日」と言われるように、イメージコンサルタントを始めるのに早いも遅いもない、と私は考えています。

イメージコンサルタントを「副業」として始める場合、「もう年齢的に遅いのではないか?」と躊躇するかたもいらっしゃると思うので、初めに断言してみました。

私の周りのイメージコンサルタントの方や、スクールに通われている方の殆どが30歳以上ですし、私自身、40歳手前からのスタートでした。

「子育てがひと段落したので、長年温めていた好きなファッションの仕事をやりたい!」と、50代から一発念起し今や人気イメージコンサルタントとなっている先生もいらっしゃいます。

また、クライアントがイメージコンサルタントを選ぶ場合、比較的年齢が近い人を選ぶという傾向があります。

年齢を理由に諦める必要は全くありません!

「〇〇診断」だけを学ぶ危険性

いつから始めても遅いということはありませんが、ただ「流行っているから」という理由で始めることだけはお勧めしません。

一時期、SNSが火付け役となって「パーソナルカラー診断」が爆発的に流行ったことがありました。

「パーソナルカラー診断」が初めに日本に入ってきたのは今から約40年ほど前であり、それほど真新しいものではありません。

それがSNSによって、再注目され一気に広まることとなりました。

「パーソナルカラー診断」が流行ったと思えば、次は「骨格診断」が雑誌やアパレルでひっぱりだこになりました。そして次は・・・。

このように、診断法にもブームやトレンドがあるのです。

その時に人気がある診断法を絞って、それだけを学ぶというのは少々危険な行為です。

イメージコンサルタントを副業で行うとしても、まずはイメージコンサルティングについて総合的に学ぶことをお勧めします。

まとめ

ということで、イメージコンサルティングを副業として成り立つのか?について、まとめます!

まとめ

  • イメージコンサルタントの仕事を副業的に行うことは可能
  • 一時のブームの診断法だけでなく、イメージコンサルティングについて総合的に学ぶ必要がある
  • 診断法を絞って提供することで可能
  • 時代のニーズに合わせた「ショートコンサルティング」

イメージコンサルタントという仕事は、一昔前と比べるとずいぶん敷居が低くなったのではないでしょうか?

だからと言って、何も学ばずにできるかと言えばそうではありません。

是非この記事を読んで、イメージコンサルタントを副業で始めてみたい!という方が、自分に合ったスクールに出会えることを祈ってます。

ちなみに、日本カラーコミュニケーション協会横浜校のスクールは私が担当しております。ご興味がありましたら、お気軽にお問合せくださいね!