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ある日突然、「 今まで着ていた服が似合わない 」と感じることありませんか?
サロンにいらっしゃるお客様のお話を聞くと、こういったお悩みを持ってこられる方がとても多いです。
今日はそんな時の「なんだか急に似合わない問題」どうやって解決していくかについて考えていきます。
問題解決までのプロセス
私は以前システム系の仕事をしており、入社当時はシステム開発と併用して、社員向けのヘルプデスク(困った時のパソコンお助けサービス)をしていました。
PCトラブルの電話の際に、まずやることは「トラブルの切り分け」と決まっています。
問い合わせがあった時点で、いつから?どういう経緯で発生し、どんな症状なのか?を細かくヒアリングして問題解決に努めるのが正しい流れなのです。
このような問題点の切り分けを行わないまま、その場の思いつきで対応してしまうと、解決するどころか余計に被害を拡大してしまうのです。
これって、自分に似合うもの探しにも当てはまるなぁと思いました。
・・・ということで!
まずは似合わないポイントを知ろう!
「似合わない」と感じる部分を明確にしないまま新しい服を買っても失敗してしまいます。
パソコントラブル同様、まずは「似合わないポイントを切り分ける」ことから始めましょう!
例えば、似合わないと感じるところはどの点なのか
- 「いつから(年齢)似合わないのか?」
- 「どこが似合わないのか?」
- 「色なのか?」
- 「形なのか?」
- 「スタイリングがおかしいのか?」
- 「顔のイメージに合わないのか?」
を考えてみましょう。
いくつか思い当たることもあるかもしれませんが、一番ピンときたところを掘り下げていきましょう。
次に、似合わないポイントの掘り下げ方を挙げます。
似合わないポイントの掘り下げ
◆ある地点から似合わない
20代のころはよく来ていた服、ママになったら急に似合わない!!
こんな時は「服のテイストが年齢または生活環境に合っていない」ことが考えられます。
選ぶ服のブランドを年齢に合ったものに変える時かもしれません。
体型が変わらなくても、置かれている環境によって「顔つき」は変わります。
「ママになってから顔つきが柔らかくなった。」
「部署のリーダーに抜擢されてしっかりしてきた。」
等、似合うテイストの服が変わる場合もあります。
◆色が似合わない
若い時は、ピンク色が似合っていたのに…。
という方は、自分に似合った色を知る必要があるかもしれません。
シミ、くすみのない美しい肌は怖いもの知らずですが、だんだんとそうもいかなくなってきます。(涙)
そんな時は、自分の持っている色に合わせた色を顔周りに持ってくることで、解決することがあります!
パーソナルカラー診断等で似合う色を知ることが解決につながるかもしれません。
色が合っていない場合は、「カバーするようなアイテムを足す」とか、「自分には似合わない色なのだ判断して、潔く処分する」とか。なんらかの対応策を投じることができますよね。
◆形が似合わない
このパンツ、なんだかちょっとキツいかも??
急激に「太った」「痩せた」など体型が変わると、当然ですが似合う服も変わります。
また、体重は変わっていないけど体型が変わったというパターンもあります。
150cmの子供服を大人が着ても似合わないのと同じで、特に女性の場合は大人になると丸さが出たりと肉付きが変わってきます。
形が合っていないと感じたら、これからは「自分の体型にあったデザインの服を選ぶ」だけです。
ターゲット層のブランド服から探すと見つけやすいでしょう。
このように、現状を把握し、切り分けをしっかりして、対策を練っておけば、次の買い物で失敗することはありません!!
まとめ
今まで来ていた服が似合わないなぁ~と感じたら、いきなりお買い物に行かず、「どうして似合わなくなったのか?」をちょっと分析してみましょう。
お客様の「似合うものを提案する」職業であるイメージコンサルタントや、カラーリストは「感性」が占める割合が多いと思われるかもしれません。
しかし実際にやってみると、色彩理論やスタイリングのパターン等、統計に基づいたデータや膨大な量の資料と向き合い、理論的にお客様が納得できるように説明する…といった場面が多く、感性だけではないということがわかります。
私はSEからの転身でしたが、もしも今全然別の仕事をしていて将来イメージコンサルタントを目指そう!と思ってらっしゃる方がいたら、今の仕事をもう一度振り返ってみることをお勧めします。
職業は違えど、本質的なことは、案外同じなのかもしれません。