美しい眉

「顔の額縁」とも言われるほど重要な、印象の決め手となる眉。

最近の眉はナチュラル傾向ですが、メイク雑誌に掲載されているような無造作眉メイクは、20代・30代前半までの話かなと思います。

洗練された大人眉を演出するには、流行の無造眉メイクだけでは少し物足りない気がいたします。”今時大人”のナチュラル太眉を描くポイントをお伝えしたいと思います!

一般的な眉メイクのやり方

眉一般的に、眉を描く手順は以下の通りです。

  1. 眉山の位置を決める
  2. 眉山から眉尻を描き足す
  3. 眉山から眉頭を描く
  4. 仕上げにブラッシングやパウダーでぼかす
お客様の眉を描いているところ
眉は一番時間かける部分です!!お顔の額縁ですから。

これが自然な仕上がりになるようにできていれば、綺麗な眉が完成します。

でもたまに「いかにも 描いてます!」という眉になっている方を見かけることがあります・・・。

いったい何が不自然にさせるのでしょうか?

実は「手順2.」と「手順3.」にちょっとしたポイントがあるのです。

眉メイクは毛流れを考えて描く

サロンで行うメイクレッスンでは「眉は一本一本自眉に足すように描きましょう」と伝えています。

一本一本ってどうやって?というところですが、まずは眉の生え方を見てみましょう。

眉の毛流れを表す画像
眉の毛流れ

図のように、眉は上向きに生えている毛と、下向きに生えている毛で成り立っています。

良く見てみると、眉山あたりで上向きの毛と下向きの毛がクロスしています。ここが一番毛が集中しているところであり、ここを不自然に塗りつぶすと不自然に濃い眉になってしまいます。

眉山は形を整える程度にし、眉頭と眉尻を毛の流れに合わせて、付け足すように描くと自然な仕上がりになります。(鏡でご自身の眉の生え方をよ~く観察してみてくださいね!)

では、実際にやってみますね!こちら、メイク練習用の相棒「ナナちゃん」。

この子は眉がありませんが、人間の眉の生え方にならって一本一本描いてみました。

眉を描き足したメイク用人形

わかりやすいように少し太めに描きましたが、かなり人間ぽくなりました。

この状態で眉頭あたりをパウダーでぼかせば、かなり自然な眉になります。

大人のナチュラル眉を描くポイント3つ!

ここ最近のメイクの傾向は、スーパーナチュラルメイクです。

「作りこみすぎないこと」を目標に、大人の眉を自然に仕上げていくには、色選びや使うメイクアイテムも重要です。

自然で美しい!大人のナチュラル眉を描くために重要なポイントを3つ挙げてみました。

1.グレイ系よりブラウン系を選ぶ

眉色の選び方を失敗してしまうと、それだけで違和感を感じる眉になってしまいます。

できれば、ご自身のベースカラーや髪色に合わせた色を選んでみましょう。

また、髪色を染めていない方やしっかりとした黒髪の方は「ブラック」や「グレー」系を選びがちですが、そのような方は「ダークブラウン」や「赤みの入ったブラウン」を選ぶことをお勧めします。

2.眉頭はパウダーをのせる

眉頭をアイブロウペンシルでしっかり描いてしまうと、眉頭が強くなりキツい印象になります。

眉頭は、アイブロウパウダーを使って、ふんわりと毛の間を埋めるようにパウダーを乗せるくらいが丁度よく、自然な印象になります。

3.眉尻はしっかりペンシルで描く

眉尻を描かずにそのままにしているメイク例が多いのですが、30代半ばからアラフォーの場合は、眉尻はきちんと描いたほうが洗練されたイメージになります。

また、女性らしさを出す適度なカーブも必要です。

雰囲気としては、下の図のような仕上がりです。
IMG_3225

雑誌に掲載されているようなメイクは、時には若い人にしか似あわない奇抜なものもありますので、注意が必要です。

適度に流行をとらえたメイクを取り入れて、いつでも旬な顔でいたいですね!