photo by Andrew Pons
先週は、杉並区まで遠征して永福和泉地域区民センターでカラー講座を開講させていただきました。
同じカラースクールの卒業生との合同開催だったのですが、私が担当したのは「配色」。
今日は講座で使った資料を交えながら、「なぜこの色を選んだのか?」という色彩心理と日常的に使える”ちょっとこなれた色合わせ”について、ご紹介します。
ベースカラー別の基本色、これだけは押さえたい!
講座では、このように「イエローベース」と「ブルーベース」という、本来自身が持っている肌、瞳、髪の色などをベースにした「ベースカラー」をもとに、似合う色について紹介していきました。
こちらの図をみていただければ一目瞭然ですが、それぞれのベースカラーに一番調和する基本の色というのは、大体決まっております。
※イエローベース、ブルーベースについてはこちらをご覧ください。
講座では、自己診断表を使って、ご自身のベースカラーを判定していただき、イエローベース、ブルーベースに分かれてもらいました。
そして、それぞれのベースカラーの方にお勧めな、アクセサリーを何点かピックアップ。
イメージボードを使って説明していきました。
上図のようなお似合いになるカラフルなアイテムを出しますと、「あっ、そういえばこういうの持ってた!」とか、「いつもゴールドばっかり選んじゃうのよね。」等、自分の選ぶ基準や傾向に改めて気づかれる方が多数いらっしゃいました。
中には、「似合わない色買っちゃった!」という方もいらっしゃるのですが、大丈夫!!
組み合わせ次第で、「たまにはいいかも」と思わせる配色を次の章にまとめました。
色彩心理と合わせやすい色
これだ!と思って買ったものの、家に帰ってみたら「なんでこんな色買っちゃったんだろう~?」と思うことってありませんか?
大抵は、見た目の奇麗さとその時の気分のせい。
ついつい手が伸びてしまって…という「感性の赴くままに買っちゃった」パターン。
でもいいんです!!
自分の心のままに選んだ色って、その時の心の色なんですよね。
その時必要だったから手に取ってしまった色なのであり、「その色の力を使うとうまくいくよ!」というメッセージなのかもしれません。
そう考えると、ちょっと楽しくなりませんか?
「失敗したー!」と思った色でも、合わせる色によっては、すごくおしゃれなコーディネートになったりするんです。
下記に、その色を選びがちな心理状態と、合わせやすい色の組み合わせをご紹介します。
【 赤 (Red)】
とってもエキサイティングな色。
この色を選ぶ時は、何かに夢中になっているときや、すごくアクティブな気分のとき。
やる気を引き出す色ともいわれていますが、 後で冷静になったときに「なんでこんな派手な色買っちゃったんだろ!?」という人続出。
キャメルのスカートと合わせると秋らしい。
【 青 (Blue)】
ネイビーならまだしも、目の覚めるような青々しい青を買ってしまったときは、少し内向的だったり、冷静さを欲しているとき。 また、あまり人に嫌われたくないと思っている方も青を選びがち。
青は世界中で愛されている色なので、身に着けていると落ち着いた印象を与えます。
インディゴデニムと合わせて行動的に。
【 黄色 (Yellow)】
なんだかとてもハッピーな時、または明るさを欲しているときに、つい手に取っちゃう色。
実は左脳と結びつき、合理的な考えや明確な思考、言語能力とかかわっているという、知性溢れる色なのです!
人とかかわりたい、コミュニケーションを欲しているときにも〇。
淡いグレイのように、ニュアンスカラーと合わせるとバランスが取れます。
【 緑(Green) 】
平和、自然を象徴する色緑を欲しているときは、心身ともにリラックスしているときや、少しお疲れモードの時。
神経系統の鎮静作用もあると言われている色だけに、身に着けている人を穏やかな気持ちにさせる効果もあり。
なごみ系女子になりたいあなたに!
ゴールドと合わせて、これまた秋らしく。
【 紫(Purple) 】
ヤンキーの色…ではありません!
古代から、レイ的能力と想像力を高めると言われるほどの高貴な色です。
スピリチャル的気分な時や、高級志向、リッチ感を感じたい時に選びがちな色です。
紫のワンピースにブラウンのブーツとかかわいいです。
【 橙(Orange) 】
前向きで明るい活力にあふれているとき、みんなでワイワイやりたいな~とかポジティブな気分の時に選びがちな色。
情熱的な赤と、コミュニーションの色黄色が合わさった色なため、新しいことに対して行動力を促してくれる色です。
淡い黄色のふわっとしたスカートと合わせてナチュラルテイストに。
いかがでしたでしょうか?
「そういえば、タンスに眠ってる」という服を思い出したのではないでしょうか?
その服を買った時の気持ちをよ~く思い出してみてください。
その時の心模様を表しているのではないでしょうか。
いろいろな色にチャレンジするのはとても良いことです!
着なくなってしまった、なんか違うな~な色たちも、上記の色を参考にして、もう一度配色を工夫して着てみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。