男子サッカー日本代表の皆さん、W杯決勝リーグ進出おめでとうございます!!「絶対に勝つぞ!」という気迫を感じる素晴らしい試合で、早朝にもかかわらず我が家は朝から大興奮でした。

今回は、そんな日本代表のユニフォームの色「SAMURAI BLUE」の色、受け継がれる青の魂についてご紹介します。

強豪と呼ばれる相手国にも、組織力や絆の力で突破してきたサッカー日本代表が纏うSAMURAI BLUEの色の魅力について調べてみました。

SAMURI BLUE「青」の歴史

今でこそサッカー日本代表の代名詞にもなっているユニフォームの「青」ですが、なぜベースが「青」となったのかについては、これといった文献がなく実のところ不明とのことでした。

歴代のユニフォームを見てみると、かつては青以外の色がベースとなったユニフォームも存在しています。

どの国も国旗の色が使われることが多く、日本でも1987年までは「白」が続いていました。

1989年のワールドカップ予選では「赤」だったこともありましたが、イマイチ不評だったようです。

1998年の初のワールドカップ出場から、ベースが「青」の現在のユニフォームが定着してきました。

そして、2006年のワールドカップに向けて、日本サッカー協会がキャッチフレーズを募集したところ、「SAMURAI BLUE」が採用!以降、サッカー日本代表の愛称となりました。

受け継がれる青の魂 The History of Japan Jerseys

https://www.jfa.jp/national_team/jerseys/timeline.html

「青」は戦いの色?

記憶に新しい2018年ワールドカップの時のユニフォームは、日本の伝統色である深い藍色を意味する「勝色(かちいろ)」がコンセプトにされたデザインでした。

戦国時代の武将たちが鎧の下にまとった「鎧下」と呼ばれる着物の生地に使われた色で、このときのユニフォームの白い模様は、着物の縫い目のようにも見えます。↓

2018年ワールドカップ子供用ユニフォーム
我が家も持ってます!

「勝色」は、黒く見えるほどの濃い藍色を指し、読みは同じ「かちいろ」ですが「搗色」や「褐色」とも表記されます。

「褐色」は、平安時代に皇族や貴族に使えた武官が着る服に、褐衣(かちごろも)という藍で染めたことが色名の由来といわれています。

もう一つの「搗色」は、藍を濃く染めるために布を搗(つ)く搗染(つきぞめ)という染め方が色名の由来といわれております。

勝色の色見本

勝色

太古の昔はこのような理由から、青は「戦いの色」だったのです。

⁡「青」は組織に勝利を導く色

昔の戦は、負けることは死を意味します。まさに「絶対に負けられない戦い」!!

そんな命懸けの戦いの歴史を受け継いでいる尊い色「SAMURAI BLUE」ですが、青という色は「信頼」や「誠実」「知性」などのカラーイメージがあります。

サッカーは「相手ゴールにボールを入れれば勝ち」というシンプルなゲームですが、チームを任された監督の戦略や戦術の下でチームの成り立ちが変わるように、とても複雑です。

選手は、状況に合わせた的確な判断を瞬時に行うことを求められ、「冷静さ」を欠いては勝利することが難しいスポーツです。

「青」という色には心を落ち着かせる効果もあります。

そういった「青」が持つ効果も、もしかしたら日本代表ユニフォームには込められているのかもしれません!

「信頼」「誠実」「知性」と「冷静さ」

これらのSAMURAI BLUEの色のパワーが存分に発揮されますように!!並み居る強豪を相手に戦う現代のSAMURAI達に心からのエールを送りたいと思います。