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今年に入ってからメイクアップレッスンを受けられるお客様が多いので、今日はメイクアップの要!目元のトラブルをいかに自然に隠すか!?ということに焦点を当ててみました。

なんとかしたい!頑固なクマの原因は?

サロンにいらっしゃる客様に、「お肌状態で気になることはありますか?」とお聞きしますと、ほとんどの方がクマ、目の下のくすみと答えられています。

特に目の下のクマ、くすみに悩まれていらっしゃる方の多いこと!!
・・・って私もなんですが。

まだ20代の方でも「寝不足でクマが気になります。」という方もいれば、「しっかり睡眠をとっているのになぜかクマが消えなくて…。」という方もいらっしゃいます。

この、年齢を超越した恐ろしいトラブル目の下のクマは、いったいなぜできてしまうのでしょうか?
原因は一つとはかぎりませんが、主な理由はこちらです。

  • 加齢
  • 血行不良
  • 紫外線、物理的刺激による色素沈着
  • タルミなどによる影

こうして原因を見てみると、ケアや生活習慣の改善によってどうにかなりそうな場合と、手の尽くしようがない!!というものがありますね。(汗)

今は良い美容液も沢山でているので、普段のメイクでカバーしつつ、改善に努めるのがよいのではないでしょうか。

厚塗りになってない?カバーに必要なアイテム陣

では、普段のメイクでどのようにクマをカバーするのか?ですが、 まずはカバーに必要な優秀なアイテム君達に登場していただきましょう!

1.メイクアップベース

いわゆる”化粧下地”というものです。
肌の表面の凸凹を整えたり、肌表面とファンデーションの密着度を高める役割があります。
コントロールカラーの役割を持っているものもあります。

2.コントロールカラー

色むらの気になる部分を調整するとともに、透明感を与える肌色修正アイテムです。
カバーしたいところに合った色を選ぶことが重要です。
クマに効果的な色は「オレンジ」です。

3.ファンデーション

肌の凹凸を滑らかにし、肌を美しく見せながら、外からの刺激や紫外線、乾燥から守る働きを持ちます。
肌を保護する役割を持っています。
トラブルに対して、ファンデーションを重ねて隠すのはNGです!

4.コンシーラー

シミ、そばかす、ニキビ跡、クマ等、部分的にカバーする為のファンデーションです。
隠し切れない濃い色素沈着に部分的にのせ、トラブルの存在を薄くします。

5.ハイライト

明るさ、広さ、高さをつくるものですが、光を集めてトラブルのをカバーするのにも使えます。

おぉ!厚塗り?!と思うかもしれませんが、これらを全部をお顔全体に塗るわけではありません。

必要なアイテムを必要な部分にのみ入れることで厚塗りにならず、肌を美しく見せることができるのです。

超図解!このアイテムはここに使え!

では、実際に何をどこに入れればよいのか?ということを図で説明致します!
「超図解」とか書いておりますが、おっそろしくフリーハンド感がたまらない絵です、ご了承下さい。

1.メイクアップベース

メイクアップベースは、顔全体に塗るのが基本です。
図のように、広いところから塗布していきフェースラインに向かって伸ばします。
このときトラブルに対して重ねないように。あくまで広い範囲の色むらを調整する感じで伸ばします。メイクアップベース

2.コントロールカラー

とっても重要です!!とくに目元はこれをやるかやらないかで、顔の老け感が全然違います!!

クマの場合は、血流が悪くなって青黒くなっていることが多いので、青の補色であるオレンジのコントロールカラーを目のキワからクマのあたりにかけて指でトントンと抑えるようになじませます

図の水色部分は、気になるようなら肌よりワントーン明るめの肌色を塗ることで、くすみが軽減されてアイシャドウの発色がよくなります。

コントロールカラー

3.ファンデーション

前項にも書きましたが、クマの部分だけファンデーションを厚塗りにするのは避けましょう!!

ファンデーションは図のように顔中心にのせて、矢印方向に伸ばしていくと、自然な凹凸が表現できます。「2.コンシーラー」のオレンジ色を自然な肌色になるように、目の下部分になじませると自然にカバーできます。

ファンデーション

4.コンシーラー

コンシーラーは、テクスチャーにもよりますが、こっくりしたものは目元に向いていません。
目元専用コンシーラーを使うことで深い色素沈着をも隠せますが、これも厚く塗ってしまうとかえって嘘臭くなってしまいます。

1~3の手順で、かなり目元のクマも薄くなっているはずです。
明るい部屋で、鏡を見ながら本当に必要かどうか、よく見極めてから使ってください。

5.ハイライト

ハイライトは、直接クマを隠す効果はありませんが、光を集めて拡散させることで、クマを隠す効果があります。

特に重要なのが、目の下の三角ゾーンと呼ばれる、下図のピンクの三角形の部分。

ここに光が入ると、なんとなく全体的に肌が綺麗に見える効果もあるので、いつものメイクにひと手間プラスしてみてください!

ハイライト

まとめ

一気に「老い」を感じさせてしまう目の下のクマですが、一つのアイテムで隠すのではなく、いくつかのアイテムを使って徐々にカバーすることで「隠しました!」感を軽減し、自然な肌の美しさを作ることができるのです。

あ~今日はひどいなぁという日は、是非下地からやってみてください。