2014年の秋口から、「ノームコア(NORMCORE)」というファッションキーワードが誌面に出てきています。
ノームコア=究極の普通
ということで、このような何のひねりもない定番というか、普段着と言うか・・・そんなスタイルがNYではカッコいい!とされ、ファッションブームを巻き起こしています。
日本のファッション雑誌でも、こぞって「極のベーシック」としてデニム推しだったり、「自然体」というキーワードで、ナチュラルなスタイリングが紹介されています。
このスタイルの火付け役というかお手本は、Apple創始者であるスティーブ・ジョブズと言われています。確かに、これといった特徴もない超シンプルかつ、いつも同じスタイル。
このスタイル、欧米人にはちょいダサ(いい意味で言うとヌケ感)がマッチしてカッコ良くみえるのですが、日本人が丸ごと取り入れるには少々ハードルが高めだと思うのです。
ここは少し、日本人向けにアレンジする必要がありそうですね。
日本人向けアレンジで野暮ったさを撃退
ノームコアスタイルのアイテムといえば、
・トップス:タートルネック、Tシャツ
・ボトムス:デニム
・シューズ:スニーカーorスリッポン
の3点です。
この中の「トップスの袖丈を七分袖にする」、デニムを「ロールアップで履く」、シューズを「ハイヒールに変える」か、これらのすべてを揃えるのではなく「1アイテムのみ取り入れる」と、野暮ったさをを無くして、程良くノームコアを取り入れることができます。
次なるトレンド?
また、すでにファッショントレンドの間では、ノームコアの進化版「ノームラッド」が来ているようです。
普通服にハイブランドを組み合わせる「ノームラッド(NORMRAD)」(ノーマル(普通)+ラディカル(過激)で、他とは違うラグジュアリー感を出すというスタイリングです。
例えば、トップスにはノームコアブランドのUNIQLOではなく、ジョン スメドレーの普通だけど上質なニットを取り入れると、それだけで「ノームラッド」に。
・・・ここまでこだわらなくても手抜きファッションでうっかり外出てしまったときには、「ノームコアファッションなの!」という言い訳ができる時代が来た!ということで。^^