日本でもパーソナルカラー診断が市民権を得て、今や多くの女性たちが服やメイクの色選びに参考にしています。この新たなトレンドは、個々の魅力を最大限に引き出し、自己表現の手段となるものです。

今回は、私達日本カラーコミュニケーション協会が提唱するパーソナルカラー診断法の一つである「セブンシーズン法」についてお話しします。

従来の4シーズン法ではなく、なぜ7つの分類になっているのかを分かりやすく解説していきたいと思います!

久しぶりの投稿になりますが、原点回帰ということで私が行っているパーソナルカラー診断の分類法「セブンシーズン法」について詳しくご紹介したいと思います。

シンプルでわかりやすいフォーシーズン法

パーソナルカラー診断は、アメリカのカラーアナリストであるキャロル・ジャクソンによって1970年代に開発され、その後世界中に広まっていきました。

人々は、自分に似合う色を知ることで、より魅力的に見える方法を学び、自己表現の手段として活用してきたのです。

似合う色を伝えるうえで一番分かりやすくイメージしやすい方法が、色のイメージを季節に例えて伝えるフォーシーズン法でした。

フォーシーズン法は、春・夏・秋・冬の四季を基に、それぞれに適したカラーパレットを設定します。

春は明るく温かみのある色、夏は涼しげで柔らかな色、秋は深みのある温かい色、冬は鮮やかでクールな色がメインとなります。

そうです、雑誌やSNSでもおなじみの分類です。

この分類法はシンプルでわかりやすく、一般の人々が自分に似合う色を理解しやすくする役割を果たしました。

診断を受けると、自分がどの季節に該当するかが分かり、その季節に合った色を取り入れることで、肌のトーンを引き立て、より美しく見せることができるのです。

カラーと印象の結びつきを探るセブンシーズン法

しかし、セブンシーズン法考案者の藤崎晶子代表は「従来のフォーシーズン法では納得のいく診断結果が得られない」という悩みを抱えていました。

フォーシーズン法だと冬(Winter)タイプに分類されるのに、冬タイプの色を身につけるとどうしてもキツイ印象を与えてしまう・・・。

そこで、四季の色をもう少し注意深く観察してみることにしました。

日本には、春と夏の間に「梅雨」という雨季があります。また、5月の行楽シーズンの前には「春」とはいえど肌寒い日が訪れます。

いわゆる「今何着たらいいかわからない!」という季節ですね。そんな「間」の季節を色に表してみたらどうだろう・・・??

こうして日本の繊細な季節の移り変わりを加えて、4つの季節を7つに分類するという発想にたどり着きました。

このようにセブンシーズン法は、日本の四季の色彩からインスピレーションを得ており、自然の中で見られる色彩に基づいているものとなりました。

フォーシーズン法の春と秋は「早春の色」「春の色」「秋の色」「晩秋の色」としてイエローベースに分類され、夏と冬は「梅雨の色」「夏の色」「冬の色」としてブルーベースに分類されます。

また、セブンシーズン法は色の調和だけでなく、その人が持つ印象との調和にも着目するようにしました。

この方法では、色を分類して人を当てはめるのではなく、人の7つの印象に色が対応しています。

セブンシーズン法には、人の印象と色のグループが相互に関連しているという新しい視点が取り入れられています。

ブルーベースの魅力を解き明かすセブンシーズン法の分類

ところで、セブンシーズン法についてよく聞かれる質問の一つに「イエローベースが4つあるのに対して、なぜブルーベースは1つしかないのか」というのがあります。

この質問に対して、ブルーベースの分類には理由があります。

例えば、イエローベースと比較して、ブルーベースの低彩度低明度の色はあまり目にする機会がありません。

紅葉や夕陽の色など、イエローベースの低彩度低明度の色は美しく、ファッションにも取り入れやすいと言えますが、ブルーベースの場合はそれに比べて選択肢が少なくなります。

さらに、セブンシーズン法ではレイニーシーズンの方の特徴も考慮されています。

低彩度中高明度の色が似合うレイニーシーズンの方は、ソフトで色気のある雰囲気を持ち、深みのある低明度の色もよく似合います。

以上の理由から、セブンシーズン法ではブルーベースが3つの分類になっているのです。

この分類により、ブルーベースの方々が自然な印象を作り出すために適した色彩を選ぶことができるようになります。

自分らしさを引き出すパーソナルカラー診断の意義と活用方法

パーソナルカラー診断は、自分に似合う色を知ることで、ファッションやメイク、髪色などの選択に役立ちます。

セブンシーズン法の7つの分類は、人々の個性や印象に応じた色彩の幅広いバリエーションを提供することに成功しました。

セブンシーズン法では、藤崎代表のベストシーズンは「夏の色」サマーに分類されます。ブルーベースの濁りのない色の中でも、中〜高明度の色のグループです。

なるほど、セブンシーズン夏の色を身につけることで凛とした印象はそのままに、どこか柔らかくて人を惹きつける暖かさがさらに増して見えます。

そういえば、私が初めてお会いした藤崎代表は、すべて受け入れてくれそうな優しいオーラを放ってました。もし怖い印象を感じていたらセブンシーズンを学んでいなかったかもしれません・・・。

自分自身のパーソナルカラーを知りたいと思ったら、私達セブンシーズン法を学んだ日本カラーコミュニケーション協会のアナリストにお任せください!

パーソナルカラー診断は、自分自身をより良く知るためのツールです。自分に似合う色を身に着けることで、自信を持ち、魅力を引き出すことができるでしょう。自分自身の魅力を最大限に活かすために役立ててください!

以上が「パーソナルカラー診断法セブンシーズン法はなぜ7分類なのか」というテーマについて、セブンシーズン法の背後にある理由とその特徴について解説しました。

パーソナルカラー診断に興味を持つ方々にとって、この記事が役立つことを願っています。