フリーランスになる前、こんなふうに思っていませんか。
「資格さえ取れば稼げる」「スキルを磨けば自然とお客様が来てくれる」——。

じつは私も、長い間そう信じていました。でも気づいたのです。稼げない原因は、スキル不足じゃなかった!!習慣と順番の問題だった、と。

この記事では、私が身をもって経験した「やりがちな5つの罠」をお伝えします。フリーランスになりたてのあなたに、少し早めに知ってほしいことです。

自戒も込めて、正直に書きました。
これはスキルの話ではありません。習慣と順番の話です。これからフリーランスを目指している方に、同じ轍を踏んでほしくない!

01|「できます」と言いすぎて、何者かわからなくなった

SNS運用、Web制作、動画編集、文章、AI、イメージコンサルティング——頼まれたら断れないところが、私にも今でもあります。「できる自分でいたい」という気持ちと、「断ったら次がないかもしれない」という不安が混ざって、何でも引き受けてしまう。

結果、何でも相談してもらえる人にはなれました。でも「この分野ならMikiさん」と名指しされることは、なかなか増えなかった。

便利な人と、指名される専門家は別物です。

何でもできる人は、何かで一番の人には単価で勝てない。それを身をもって、じわじわと知りました。

02|頼まれていないことまでやって、消耗していた

「ここまで整理しないと伝わらないだろう」と、依頼されていない背景分析や改善提案まで自分でやっていました。修正依頼への返信でも、相手の混乱まで引き受けて、気づけば本来は相手が考えるべきことを私が抱えていました。

「気が利く」と喜ばれます。でも報酬は変わらない。責任だけが増えていく。

無償で何かを頼んでくる人、どんどん要求が増える人——そういう相手に限って、私のこの「先回り癖」を上手に使ってきました。

悪意があったかどうかは関係なく、こちらの習慣が搾取の入口を作っていたんだと、今は思っています。

03|価格を決める前に、全力を出し切っていた

「ちゃんとやれば価値は伝わるはず」——これを信じて、条件を決める前に成果物の完成度を上げていました。見積は後回し。追加費用を言い出すタイミングを逃す。範囲の確認もなんとなくで進める。

クライアントは学習します。「この金額でここまでやってくれる人」という認識が一度できると、それが基準になります。次から値上げしようとすると「前はやってくれたのに」という空気になる。

全力を出す前に、価格と範囲を決める。この順番を間違えると、5年後も稼働量で帳尻を合わせる働き方になります。

04|動いているのに、外からは何も見えていなかった

頭の中ではかなり考えていました。ブログのテーマ、SNSの設計、プロフィールの見直し——でも「完璧に整ってから出す」を繰り返して、何も公開されないまま時間が過ぎていきました。

見込み客からすると、私は「何をしている人かわからない人」だったと思います。実力は関係ない。見えなければ、いないのと同じです。

無償で頼んでくる人が後を絶たなかったのも、今思えば当然で、ちゃんとお金を払う人に届く発信ができていなかったから。

集客の仕組みがないと、紹介だけに頼ることになる。紹介はありがたいけれど、価格交渉の余地がほぼない。SNSでの発信は、ブランディングであり、値付けの根拠でもあります。

05|「角を立てたくない」で、全部引き受けてきた

断るとき、追加費用を伝えるとき、「それは範囲外です」と言うとき——言葉を選びすぎて、結局は受けていました。文面を整えれば整えるほど、深刻さが伝わらない。相手には「言えばやってくれる人」という印象だけが残ります。

一度受けてから後で苦しくなる、を何度繰り返したかわかりません。

これも悪意のある相手だけの話ではなくて、「断られない雰囲気」を私が作っていたんだと思っています。

変えるべきはスキルじゃなかった

5つ全部、スキルの問題じゃありません。価値を出す前に範囲と価格を決める習慣——ただそれだけが、長い間抜けていました。

これからフリーランスになる方へ。資格を取ること、技術を磨くことと同じくらい、「どこまでやるか」「いくらもらうか」を最初に決める練習をしてください。

できる人は世の中にたくさんいます。ちゃんと稼げる人は、仕組みを持っている人です。

自分は全部直せたのかって?いいえ、今でもできてない部分はあります(笑)。
でも気づいた今日から変えられる!スキルを磨くのと同じくらいのエネルギーで、ぜひ「習慣と順番」を見直してみてください。